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zoom RSS 【重文】寺社の屋根葺き事情(檜皮葺の場合)

<<   作成日時 : 2017/04/12 16:26   >>

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岡崎歴史かたり人として、ツアーのお客さんを案内する時、お寺や神社の屋根の
説明をする時がある。

岡崎市で、国が重要文化財(重文)に指定している寺社の場合、屋根は檜皮葺が
多い。檜皮葺(ひわだぶき)とは檜の皮を切って重ねた葺き方になる。

岡崎市で檜皮葺の代表的な重文の建造物は、伊賀八幡宮(社殿、随神門)、大樹
寺多宝塔、瀧山寺本堂がある。

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         伊賀八幡宮 随神門             大樹寺 多宝塔

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          瀧山寺 本堂



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全国でみると、檜皮葺建物には、清水寺、善光寺本堂、室生寺五重塔、出雲大社
本殿、厳島神社の諸殿、住吉神社本殿などがある。屋根のこのきれいな曲線は
檜皮葺ならではだろう。

檜皮葺きの屋根の寿命は環境や、立地条件によって異なるがおおよそ25〜30 年
といわれ、寿命が来たら葺き替えが必要になる。

檜皮は、樹齢70〜80年以上の立木から採取する。一度採取しても樹皮は再生する
が、もとのように生成されるまでに8〜10年を 要するそうだ。
全国で、重要文化財に指定されている檜皮葺の建物は約700棟(重要文化財以外
も含めると1,650棟)あり、700棟の維持に年間約3,500uの葺き替えが必要である

しかし、この大事な檜皮の確保が困難な状況だという。その要因が、檜の不足と皮
を剥がす人材が少ないことにあるそうだ。

檜皮の採取は原皮師(もとかわし)が行う。檜皮を用いた屋根の歴史は古く、1,200
年以上にわたって、檜皮は供給され続けてきた。近年、檜皮の不足が生じることが
明らかになってきた。  その一つは原皮師の著しい減少である。原皮師の仕事は
危険で、きつい仕事であるため後継者が不足している。


立木から最初に剥がされた皮は荒皮と呼ばれ、檜皮として品質が悪く収量も少ない。
一度皮を剥いで8〜10年くらいたつと、新しい表皮が形成され2度目の剥皮ができる。
この皮を黒皮と呼び品質も良く収量も多い。以後8〜10年毎に採取できる。

この状況に対して、国が対策を立てて活動しているようだ。

それは文化庁が主体となり,文化財建造物の保存に必要な資材の供給林及び研修
林となる「ふるさと文化財の森」の設定,資材採取等の研修,普及啓発事業を行う
「ふるさと文化財の森システム推進事業」を実施している。

具体的には、国宝や重要文化財などの文化財建造物を修理し,後世に伝えていくた
めには,木材や檜皮、茅、漆などの資材の確保。これに関する技能者の育成。文化
庁では平成18年度から,文化財建造物の修理に必要な資材のモデル供給林及び
研修林となる「ふるさと文化財の森」を設定している。

「ふるさと文化財の森」は 2017年3月、新たに3か所の森を追加し、全国に合計
71か所となった。

また大きな寺社では自前で檜皮などを調達するため、寺社の所有林で檜などを育て
ている。 これを社寺有林と呼ぶ。

「ふるさと文化財の森システム推進事業」を拡大発展させて、檜の植林や源皮師の
育成を推進し、貴重な文化財を後世まで残していただきたい。



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